コンバースの定番スニーカーとして知られているジャックパーセル。
オールスターと比較されるほど人気で、定番商品のひとつです。
もしかしたら、ファッションに詳しくない人でも名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれませんね。
でも、深掘りしていくと、歴史が長かったり、世界的な有名人も履いていたり、面白い発見がたくさんあります。
というわけで今回は、ジャックパーセルの
- 特徴
- 実際に履いてみた感想
- オールスターとの違い
- 口コミ
- 展開しているモデル
について解説していきます。
オールスターよりもシンプルなデザインが合わせやすくて大人っぽいので、最初の1足として超おすすめですよ。
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ジャックパーセルとは?特徴を解説!
ジャックパーセルは、1935年に誕生した歴史のある名作スニーカーです。
コンバースの代表モデルであるのはもちろん、全スニーカーの中でも定番として認知されています。
ファッションに慣れていない初心者の方は、ジャックパーセルを候補に入れておくといいでしょう。
時代に左右されない普遍的なデザインで、コーディネートもしやすいですよ。
世界的な有名人も愛用していた名作スニーカー
ジャックパーセルは、世界的な有名人にも愛用されていました。
よく名前が上がるのは、俳優の「ジェームスディーン」と、ニルヴァーナのボーカル「カートコバーン」です。
こんなスゴイ2人が履いていたって聞くだけで、ちょっと誇らしくなりますよね。
ただの無難なスニーカーではなく、時代を超えて愛され続けている名作だと思えば、見え方が変わってくるのではないでしょうか。
特徴は「ヒゲ」と「スマイル」
ジャックパーセルのデザインには、2つのトレードマークがあります。
まずは「ヒゲ」と呼ばれるヒールラベル。※上記写真を参照
ヒールラベルとは、かかとの部分に取り付けられたタグのことです。
左右にビローンと伸びているのがヒゲのように見えます。
つづいて爪先部分に施された「スマイル」と呼ばれるデザイン。
真上から見るとニコッと笑っているように見えます。
一般的に無地のデザインが多い白スニーカーですが、黒がワンポイント入るだけでコーディネートが引き締まりやすくなるのでおすすめです。
ジャックパーセルを実際に履いてみた感想
ジャックパーセルの履きごこちは、オールスターよりも快適でした。
タン(足の甲の部分)や足首の周りに中綿が施されていて、肌触りが柔らかいです。
スニーカーを履くときは、アクティブに動くことが多いので、クッション性は重要だと思います。
このクオリティーで5,000〜6,000円なら大満足ですね。
サイズ感について
僕は普段26.5cmを履いているので、ジャックパーセルも同じサイズを選びました。
実際に履いてみた感想は、ちょうど良かったです。
でも、僕の足は「標準またはすこし細め」なので、足の横幅が広い人はすこし窮屈に感じるかもしれません。※足の横幅=親指の付け根から小指の付け根
ジャックパーセルは、全体的にシャープな作りなので、ここは気をつけた方がいいでしょう。
逆にシャープだからこそ、コーディネートしたときにバランスが良いとも言えますね。
ジャックパーセルでコーディネート!いろんなパンツと合わせてみた
まずはブルーデニムと合わせてみました。
色のバランスも最高にマッチしていますね。
ライトインディゴ(薄い色)デニムとも相性はいいです。
同じ寒色系なのでキレイにまとまります。
ちょっとタイプを変えて、ベージュのチノパンと合わせました。
ベージュと白も相性がいいので、デニムとの組み合わせに飽きてきたら試してみてください。
【違いを解説!】ジャックパーセルとオールスター

左:ジャックパーセル 右:オールスター

左:ジャックパーセル 右:オールスター

左:ジャックパーセル 右:オールスター

左:ジャックパーセル 右:オールスター
コンバースの中でよく比較されるのが、ジャックパーセルとオールスターです。
どちらも名作には変わりないし、デザインにも大きな差はありません。
だから選ぶときは、
- ジャックパーセル ⇒ とにかくシンプルがいい(大人っぽい)
- オールスター ⇒ すこしカジュアル感を出したい
こんなイメージで区別してみてください。
オールスターは、色の切り返しが多いので、ジャックパーセルよりもカジュアルな印象が強くなります。
オールスターは、アウトソール(靴の底部分)やステッチ(縫い目)に色が入っているからカジュアル感が強いです。
ジャックパーセルの方が足に優しい
シューズを選ぶときに気をつけたいのが「足への負担」です。
歩いているときに痛みがあると、ストレスを感じますからね。
ジャックパーセルとオールスターを比べると、「タン」「履き口」「クッション性」に違いがありました。
ジャックパーセルの方が履き心地が良いと思います。
【タンの比較】

左:ジャックパーセル 右:オールスター
タンとは、足の甲の部分です。舌(ベロ)のように見えることからそう呼ばれています。
ジャックパーセルのタンは、中綿が入っているような柔らかい手触りです。
それに対して、オールスターは薄いキャンバス素材を使用しているだけでした。
【履き口の比較】

左:ジャックパーセル 右:オールスター
ジャックパーセルは、履き口にも中綿のようなものが施されています。
これで足首への負担を少しでも軽減できますね。
もちろん、オールスターにはありません。
【クッション性の比較】

左:ジャックパーセル 右:オールスター
インソール(中敷き)のクッション性も、ジャックパーセルの方が少しだけ優れていると思います。
指で押したり実際に履き比べて確かめました。
ジャックパーセルとオールスターの見分け方
見た目の違いは「ヒールラベル(ヒゲ)」と「爪先のデザイン(スマイル)」で区別できます。
インソールにも「Jack Purcell」と記載されています。
素材はどちらもキャンバスを使用しているので、手触りは同じです。
【口コミ】ジャックパーセルって本当に人気なの?
ジャックパーセルを実際に購入した人の口コミを一部抜粋してみました。
高評価の口コミ
レビューを見るとサイズの感想がさまざまで、届くまでドキドキでしたが、オールスターが大好きで過去に何足も履きつぶしている私はいつも通りのサイズで全く問題ありませんでした。
サイズは25cm US6.5なのであまり足を大きく見せたくないもので、ワンサイズ大きくしなくて正解。指があたって窮屈に感じる場合は、中敷が取り外し可能なので、薄めの中敷に変えて履いてみても良いかもしれません。【引用】Amazon
コンバースは、横幅が狭い傾向にあるので、いつもより2サイズ大きめを買いました。
(普段26.5で27.5を購入)
思った通り、丁度良かったです。つま先は余りますが。
ジャックパーセルはインソールもしっかりした物が入っているので、このまま使っても良いですし、
他の高級なインソールに変えても着用感が変わらないのがいいです。
恐らくリピートすると思います。【引用】Amazon
商品発送も自分が思っていたよりも早く感じられました。ヤマト宅急便の配達員の方で、夜の配達でしたが対応も感じのいい方でよかったです。
商品は思っていた通りで以前にも履いていた靴でしたので問題なく確認できました。
気に入ってる所が靴の中敷きのクッション性です。私的には履き心地をさらにアップさせてくれているし、長時間履いていてもあまり疲れないと思っています。でも個人差がありますので一概には言えませんが・・・。
迷っている方がいらっしゃるなら1度買ってみては!!【引用】Amazon
横幅の広い靴なら27センチでも大きいことがある一方、横幅狭いと29センチ前後を選ぶこともあります。
このモデルの場合、27センチ小さい→27.5センチまだ小さい→28センチまあこんな感じかなとなりました。28センチだとつま先が余り大きい感じもしますが、横幅はきっちり。この上は29センチなので大きすぎるだろうと。
デザインはオールスターより気に入っています。
定番といえば定番ですが、オールスターよりははいてる人少なくていいかなと。
コンバースはサイズ選びに苦戦しますね。【引用】Amazon
低評価の口コミ
いつものsizeで注文しましたが小指があたり…小さい感じでした。
無理すれば履けますが、歩いているうちに痛くなりそうで…泣く泣く返品しました。【引用】Amazon
普段23.5cm、購入も23.5cm。厚めの靴下だときついですが、薄手であればちょうど良いサイズ。
中敷きを敷いてもいいかな、と思っていたのですがどうも無理そうなので断念。
意外にずっしり重くて、長距離歩くと疲れます。右足だけ、縫製のせいで足の甲に当たるタン布がよれてしまい、シワが当たって痛い。
なんとかシワを伸ばして履こうと悪戦苦闘していると朝の貴重な5分くらいが過ぎていきます……【引用】Amazon
黒一色の色合いは良い思う
サイズは普段はいている靴と同じサイズで買うと横が狭かったし、履いてて馴染んでくるタイプの靴でもないので少し大きめを買った方がいいと思う。【引用】Amazon
コンバースのスニカーを初めて買った 作りは良いみたいですが、サイズが通常のサイズより小さかった 綺麗に開封してたら返品したのに。
【引用】Amazon
全体を通して、サイズに関する意見が多かったです。
ワンサイズ大きめを推奨する人もいれば、ワンサイズ小さめを推奨する人もいて、なかなか判断が難しいと思います。
サイズ感が気になる方には、Amazonのプライムワードローブがおすすめです。
プライムワードローブなら、気になる商品を最大6点まで無料で届けてくれます。
同じスニーカーをサイズ違いで注文して、ぴったりのサイズだけ購入すれば店舗で試着するのと同じです。
めっちゃ便利なサービスなので、ぜひ試してみてください。
ジャックパーセルの中にもいろんなモデルがあるよ
ジャックパーセルといっても、細かく分けるといろんなモデルがあります。
「とりあえず普通のスニーカーを1足持っておきたい」という人は、定番モデルを買っておきましょう。
逆にデザインや素材、機能性にこだわりたい人は、
- レザー(スエード含む)
- ゴアテックスシリーズ(防水仕様)
- コラボモデル(限定品)
上記のようなモデルを選んでみるのもいいんじゃないでしょうか。
定番モデル(白・黒・その他)
こちらは定番のジャックパーセルです。
ファッションに慣れていなくて、とりあえず普通のスニーカーがほしいなら、定番から買ってみるのがいいと思います。
ほかにも
- オールブラック
- ネイビー
- ライトグレー
など、カラーバリエーションは豊富です。
派手な色もありますが、まずは上記のような合わせやすい色がおすすめです。
ハイカットもあるの?
ジャックパーセルは、ローカットのイメージが強いですが、じつはハイカットモデルもあります。
でも、ちょっと高さが低いので、正確には「ミドルカット」と呼んだ方がいいでしょう。
公式サイトではほぼ扱ってないので、Amazonなどの通販サイトで探しましょう。
レザー仕様のジャックパーセル
ジャックパーセルは、キャンバス素材を使用しているのが一般的です。
でも、中にはレザー素材を使用したモデルもあります。
スニーカーに高級感を持たせたい人におすすめです。
レザーを長持ちさせるためには手入れしないといけないので、面倒くさがりの人には向いてないかもしれません。
ゴアテックス仕様なら雨の日でもコンバースが楽しめる

※画像はオールスターのゴアテックスです。
キャンバス素材の弱点は、雨に濡れて浸水しやすいことです。
その弱点をカバーするためにゴアテックス素材を使用したモデルが誕生しました。
雨の日でも気にせずにいつものコンバースを楽しめると評判です。
セレクトショップ『ビオトープ』との別注コラボアイテムもある
ビオトープとは、東京の白金台から始まったセレクトショップです。
洋服だけじゃなく植物やフードまで取り扱っており、独自の世界観でライフスタイルを提案しています。
そんな人気ショップとコラボしたジャックパーセルが上の写真です。
定番モデルとはまた違ったデザインでファンにはたまりませんね。
【歴史】1935年に誕生したジャックパーセル
1935年 | ジャックパーセル誕生 スポルディング社から発売 |
---|---|
1950年代 | BF.Goodrich社に販売権が移行される インソールに社名が入る |
1970年代 | コンバースのシューズ部門とBF.Goodrich社が統合 ここで初めてコンバースのロゴが入る |
1973年 | 5つのモデルが新たに登場 バリエーションが広がった |
1976年 | さらにモデルが追加された 「マッチポイント」「ラリー2」「アドバンテージ」 どれもバドミントンに由来している |
1990年代 | スリッポンモデルが登場 |
2005年 | 生誕70周年にデザインがリニューアルされる これが現行モデルの原型 |
2015年 | 生誕80周年 |
最後にジャックパーセルの歴史について、すこし触れておきたいと思います。
上にざっくりと年表をまとめました。
じつはジャックパーセルって、もともとコンバースが作った製品ではないんですよね。
スポーツ用品メーカーの「スポルディング」が生みの親です。
そして、開発に携わった伝説的なバドミントンプレーヤーである「ジャックパーセル」氏の名前がそのままモデル名に起用されています。
その後、長い年月を経て、70周年モデルに新しく生まれ変わりました。
これが今売られているジャックパーセルの形です。
古い型のジャックパーセルに興味がある人は、ぜひ「ジャックパーセル 復刻」で検索してみてください。
まとめ
ジャックパーセルは、つま先の「スマイル」と、かかとの「ひげ」マークを目印に覚えておきましょう。
オールスターよりも、さらにシンプルでムダを削ぎ落としているので、とても使いやすいです。
ファッションに慣れていない人は、どんなスニーカーを買えばいいか分からないと思うので、最初の1足としてジャックパーセルを候補に入れておくといいでしょう。